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木曜日の夜の想い
こちらヨルダンでは金曜日は休日。
金曜日・土曜日が週末。日曜日は平日。

なので毎週木曜日の夜、そうちょうど今くらいになると、
「あー日本の皆はそろそろ起きて仕事に行くころだけどこっちは明日休みだよーだムハハ」
と優越感に浸る。(もちろん毎週土曜日の夜には劣等感に浸る。)

それが。それがです、奥さん、
なんと日本は明日祝日だとか言うじゃない。

なにそれ!なにその3連休!!
こっちに残されたの劣等感だけじゃん!


こちらの昼1時(日本の夜8時)に日本の同僚から来たメール↓
「その件については週明けに連絡します」

なにそれ!こっちより早く休みに入って、こっちより遅く出てくるわけ!?
僕なんか悪いことした?そんなに恨まれるようなことした?
いかんぜよ…いかんぜよ大久保ドン!
(あ、西郷ドン元気かなー)


かくして木曜日の夜が更けていく。


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今宵は愛するちかちゃんの博論公聴会終了を讃えて祝杯をあげている。今。

いつもお酒を飲んでいるように思われがちな僕。
たしかに飲み会ではビール日本酒焼酎ワインウイスキー構わずいくらでも飲むし
パキスタンでは毎日ひとり日本から持ち込んだウイスキーを飲んでいたけど

実は今回のヨルダン出張ではお酒を控えている。
特に理由はないのだけど、今年度ここまで計約8ヶ月間をイスラム圏にて過ごしてきて
日常生活におけるお酒との距離感が少し開いてきたのかもしれない。


不思議だったのはイスラム教国であるパキスタンが自国でビールを生産していること。
国名に「Islamic」が入るようなパキスタンで国産ビールとは、あら意外。

しかし飲める場所は極端に少ない。
カラチ市内で知る限り、手ぶらで入って飲めるのはアバリホテルと韓国料理屋のみ。
他のレストランで飲みたければ自分で持ち込むしかない(それでも断られる店もある)。
ではどこで入手できるか。

牢獄を思わせる鉄格子のついた狭い窓の向こう側から買うのです。
市内のちょっと薄暗いあたりにいくつかそういう牢獄があって、
不届き者と、腐敗した警察、あと僕がコソコソと買いに通う。
いやはや、本当に薄暗い世界だったなぁ。


ここヨルダンはキリスト教とも因縁の深い国だからそんなコソコソしなくても
ちょっと大き目のスーパーの一角であったり街角にリカーショップがあって
正々堂々と買って、正々堂々と飲むことができる。
今日はちかちゃんのお祝いのためにヨルダン国産ビール「アムステル」を
正々堂々と4本買ってきたぞ。
いやはや、ちかちゃんほんとお疲れ。おめでとう。現在3本目。
by kan-net | 2011-02-11 06:02 | 仕事
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