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【ハリキリ通信#003】不確かな一歩
2009年8月30日
マニラ(フィリピン)ホテル隣接スターバックスにて

ごきげん。第二号では第一号を上回る超大作でマニラライフをお伝えしたわけだが読み返してみて我ながら駄作である。思わぬ好評を博した第一号に気おされて筆が渋ったか。第三号では気分を改め、ホテルで起きた椿事について思いを巡らせよう。

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それは2009年8月22日の出来事。いつも通り物憂げな雨の朝を迎え、いつも通り物憂げにベッドからの脱出を試みる。まだ寝ていたい、だが今日も仕事だ土曜日なのに。嗚呼しんどい、嗚呼でもこれは思い描いた我が開発人生のプロローグ。目を覚ませホリキリ、今日もまた世界の平和と幸福に向けて確かな一歩を踏み出すのだ…!

十分に自己問答を愉しんだ末、4発目の目覚ましにも背中を押されていよいよ踏み出した僕の一歩は忘れもしない、なんと、着水。ホテルの床が水浸しになっていたのだ…!「確かな一歩」どころか驚きのあまり瞬時に足を引っ込め、自然と体育座りである。前夜からずっと降り続いていた雨水であることは明らかであった。ベランダとの間を仕切っているガラス戸の隙間から入ってきたことは容易に想像できた。

いつまでも体育座りしているわけにはいかない。最深部でも水位は1cm強という程度であったから身動きはできる。もたつきながらも身支度を完了して団員の集合場所へ。僕が最後に集合したのでそのまま事務所へ移動した。フロントにひとこと言おうかとも思ったが、ルームメイキングに入るスタッフが善処してくれるはずだと捨て置く。

--無論、期待は完全に裏切られた。午後4時半ホテル着、若干の水位低下を確認。フロント直行。その後はホテルスタッフ総出のお祭り騒ぎに。「起きたらこうなってたんですか?」そうです。「もしかして…昨夜の雨がガラス戸から入ってきたんですかね!?」…そう思います。「えーと…どうします?」え?「んー…あ、部屋替えちゃってみちゃったりしたらどうでしょう!?」そ…そうですね。

若干の高揚感を抑えきれないスタッフたちを残し、僕の部屋は3階から一気に出世して11階へと繰上げとなった。副支配人オススメのこの新しい部屋の特徴はなんと言っても壁一面を彩る鏡である。…その心は!?なお同じく3階の部屋にいた団員の部屋は水浸しにこそならなかったものの「カーテンが水を吸っていた」そうである。つくづく思う。客に自分を見つめ直す機会を提供する前に、まずホテルの造りを見直したほうが良いのではないか、と。


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着水した瞬間に「ひとネタ仕入れた」と悟ったことを告白しておく。書き上げあぐねていた第二号を脱稿し第三号を執筆する意欲が沸いた瞬間であった。次号を待ち望む通信ファンの想いがガラス戸を超えて伝わった出来事であったとも言えるかもしれない。

さて残りのマニラ滞在期間もいよいよ一週間を切った。表現したいネタは枚挙に暇が無いが仕事の追い込みも熾烈を極めつつある。帰国前に第四号を配信できるかはホリキリのみぞ知るところ、どうか読者諸氏には首を長くして待ちくたびれていただきたく願うばかりである。

それではまた、ごきげんよう。

追伸: 政権が交代するようだ。政権交代、新型インフルエンザ、地震と留守中に日本もずいぶん賑やかな夏だったようで、帰国して仲間はずれにならないか心配である。

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写真① 水際:
8月22日朝の様子。ベッド周りが完全に包囲されている。荷物は一通り収納してあったので被害を免れた。


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写真② 自己研鑽部屋:
住人移転後の新しい部屋。寝ても覚めても自己研鑽。

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※お礼※ 第二号を読んでいろいろ温かいメッセージをくれた皆様、本当にありがとうございました。
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by kan-net | 2009-08-31 00:16 | 通信
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