カテゴリ:読書( 14 )
くろにくる
村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を読んだ。

読書入門ということで最後までちゃんと読みきれるかと
ビクビクしながら読み始めたものの、
あっという間に読み終わってしまった。

いやー、おもしろかった!
いとも簡単に春樹に翻弄されてしまったよ。
読んでいるうちに小説の世界に引き込まれて、
こないだなんて携帯電話が鳴っただけで
「お、もしや笠原メイでは!?あるいはアノ女か!?!?」
などと一人テンションをあげてしまった。
実際に電話をかけてきたのは友人だったので本当にがっかりした。


それにしても小説と言うのは本当に、
真っ白の原稿用紙にズラズラズラズラーっと全ての世界をゼロから作ったモノだと思うと、
それはまさに創造力の塊で、芸術作品だなぁとつくづく思った。

 主人公、初めて真っ暗な井戸を降りゆく途中、20段目で上ることも下ることもできなくなり、
 ひぃーっとなって意を決して改めて下り始め、23段目で足が地に着く、

というその余計なようで必要なような「3段」を描くそのセンスに、乾杯。
思わず僕も井戸を下りてしまうよ。

生まれて初めて(と言っても差し支えないだろう)小説というものにハマったような気になって、
自分も小説を書きたいという気分になった。
そういえば以前にゼミで知り合った先輩が「洗う女」とかいう短編小説を書いていたな。
うん、僕も書いてみようかしら。


とりあえずモンゴルもクロニクルも読み終えたので今日から次の本を読み始めました。
また読み終えたらものすごい影響されたブログを書こうと思います。
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by kan-net | 2007-10-30 04:26 | 読書
モンゴル!
姉から借りていた本「パックス・モンゴリカ」を読んだ。
前の記事の「紀実小説の新書」というのはこれのこと。
面白かった!

もはやチンギスハンとかモンゴル軍とか最強。
向かうところ敵なさ過ぎ。
誰もモンゴル軍を止められない。4試合連続ハットトリックの中山隊長ばりの勢い。
止められん止められんって言っとる間にヨーロッパ征服。中田ヒデばり。
ヨーロッパから中国までを支配するとかもはや神。ブラジル戦の川口よしかつばり。

この本を読んで、モンゴルの成功要因は徹底的な一貫性、普遍性なのだろうと思った。
たぶんモンゴル軍ではこんな指示が飛んだんだろうな。

「あの敵を倒します。そのためにすばやい攻撃が必要なのでお食事は馬上でお願いします。馬の足をゆるめないでください。」


現代人に言うならばこんなところか。

「その脂肪を燃やします。そのために継続的な運動が必要なのでお食事はロデオボーイ上でお願いします。ロデオボーイから降りないでください。」


そんな無茶な。降りずに食事なんかしたらホットコーヒーをこぼしてしまうよ。
でもきっと、世界を斡旋した当時のモンゴル軍であれば、
服にコーヒーの染みがつくことも厭わず本当にロデオボーイに乗り続けるんだろうな。
あっぱれ。あっぱれモンゴル。あっぱれチンギスハン。


なおこの本の中で、インド独立の父、ジャワーハルラール・ネルーが娘に書いた長い手紙で
「ヨーロッパの偉大さを認めないのは愚かなことだ。しかしアジアの偉大さを認めないのも、それに劣らず愚かなことだ」

という一文が紹介されているが、すごい人はどんな情勢でも見えてるものなんだなーと思った。


あとこの本の中で、日本の「源義経=チンギスハン」説の存在も短く紹介されているが、
本の最初でチンギスハンのルーツはかなりしっかり追及されている。
よって本では戦時中のチンギスハンよいしょの風潮で広まった物語として紹介されていて、
つまりやや馬鹿馬鹿しいなエピソードとして紹介されているということで、
なんだろう、元からそんな義経の説は信じていなかったけれど、
改めてがっちり否定されてしまい、なんとなく自分が残念だった。


とりあえず、本を読み終えて今、思うことは、
モンゴルに行ってみたい!
「久遠の蒼穹」という気持ちになって空を見上げてみたい!
チンギスハンのルーツだとかいう「聖なる山」を見てみたい!なんなら登りたい!
自分の名前の由来が”Genghis Khan”の”Khan”というウワサもあるのでぜひ!

ということである。
ちなみに”Khan”は王、あるいは部族長などの意味で、
最高位の存在、いわば「皇帝」の意味の語は”Great Khan”だそうだ。

友人諸君には、僕が偉大なことをした際にはぜひ「グレートカン」と呼んでもらいたいものである。
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by kan-net | 2007-10-26 23:41 | 読書
文明誌
小林一輔「コンクリートの文明誌」を読みました。

古代ローマの盛衰をコンクリートから見るのはおもしろかったし、
中盤以降で様々な功罪を生み出した人々をズバズバ名指ししてるのは圧巻でした。
日本の土木はもっと自覚とプライドをもたないとマズイな…。
うちの「土木工学科」は「社会基盤学科」に名前を変えてしまったけど、
「土木」のまま真っ向勝負でシヴィルエンジニアが活躍する日を迎えたかったです。

読み終えて、指導教員が「ローマ人の物語」を読ませる理由が見えた?
いやいや、読んでみないとわからないな。ちょっと読んでみようかね。

ますますコンクリートについて勉強していきたい!という思いが強まりました。




ちなみにあおいさんの結婚は小さからぬ衝撃でした。まだ先のことだと思ってたのに。
やっぱりアイドルに恋しても報われないんだと思った。
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by kan-net | 2007-06-17 08:12 | 読書
ガリヴァー旅行記
本を読み慣れていない私ですが
時間をじっくりじっくりかけて
「ガリヴァー旅行記」
を読んでみました。

小人の国、巨人の国、空飛ぶ島国、不死身の人がいる国、馬が人を支配する国。

いやぁおもしろかった。そんでまた考えさすなぁと思った。
空飛ぶ島国ラピュータの人々の描写には衝撃を覚えた。

ラピュータの国王が地上の人々に制裁を加えるときの「いかずち」は、
「旧約聖書にあるソドムとゴモラを滅ぼした天の火」でも、
「ラーマヤーナではインドラの矢とも伝えている」ものでもなくて、
「島そのものを彼らの頭上めがけて降下させる」のだそうです…。


さてー次は何を読むかな。
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by kan-net | 2007-04-15 20:59 | 読書