前田塾のF谷さんにかねてから頂いていた、ちょっとしたエッセイ、
「八田與一物語」 というのを、夏休みに入ってしばらくたった今さらになって読んでみた。 この話、少し聞いたことがあったのだが、 エッセイを読んで改めて感銘を受けたのでここに記すことにした。 この八田與一(はったよいち)という人、 土木技師として戦時に台湾に渡り、 南部の不毛な平原を広大な農耕地にするべく、 しっかりとした調査や考察に基づく大胆なダムの計画を立ち上げ、 実行し見事成功して、 現地台湾では神とまで讃えられ今も最も愛されている日本人である。 ぜひ「八田與一」をYahooでもGoogleでも検索してみてほしい、 どれだけ多くの人が彼を褒め称えているものかわかっていただけるだろう。 ということで僕まで単調に八田氏を褒め称えることは控えておく。 なんせ真に現地の住人のことを考えて素晴らしい偉業を成し遂げた人なんだわ。 とにかくここでは八田與一物語に描かれている彼の人柄を少し紹介したい。 1.賭け事の「待った」 碁を打って負けそうになると、頻繁に「待った」をかける。 「待ったをしないと、俺が負ける」 はたまた相手が「待った」をかけると、毅然として断る。 「ここで待ったをしたら、俺が勝てないじゃないか」 か…かっこえぇ… 堂々とそれくらいのことを言い放てる男になりたいもんだね。 2.リストラの決断 外的な要因によって約半数の作業員をリストラせざるを得なくなったとき、 八田氏は能力ある人を退職者リストに入れた。 なぜか? 理由は、能力のある人は他の現場でもすぐに雇ってもらえるから。 能力のない人はそうもいかないから。 自分が担当する現場の人間を路頭に迷わせないため、惜しい人材からリストラしたのである。 リストラした人の就職の世話にも懸命に取り組んだという。 この二点どちらも、大にも小にもリスキーな行動である。 しかし八田氏は実際に成功を収めた。歴史に名を残す大成功を。 それは記録に残らない彼の人柄や努力、 そして運命とも呼べるような幸運があったからなのだろうと思う。 果たして僕はどのような道を歩んでいくのだろうか。 自分と言う人間の未熟さ、小ささを痛切に感じる日々である。 いわゆる偉人の足跡を見ると、敵わないな、と思う。 「今は」、ね。 敵わない部分が大きければ大きいほど、僕は今からたくさん伸びるのである。 もし今の時点で敵ってしまったら大学にいる必要などないのだ。 勉強勉強。 努力努力。 待ってなさい八田與一!! はいそして明日からインターンシップ開始。 がんばりまーす。
by kan-net
| 2005-08-07 22:00
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