この記事は、まさしくいま北陸新幹線の車内にて書いています。
3月14日の朝、仙台へ向かう新幹線のホームでも掲示は見ましたが、あの時は東北新幹線が先に来たので車両を見ることはありませんでした。 しかしどうやら北陸新幹線は実在するようです。私の乗っているこの列車が僕を富山まで運んで、その存在を証明してくれるでしょう。 乗車前に見た体側(乗車前の時間的余裕が無かったのでお顔は見られず)。 車内。 座席。コンセントが座席ごとに配置されているのもありがたいと思います。Wifiないけど。そしてけっこう電圧が不安定みたいだけど。10分に1度くらいパソコンの画面が暗転する。 平日(水曜日)の夕方4時半に東京駅を出た「かがやき」。指定席車両の乗客の入りは7~8割くらいでしょうか。上野・大宮で少しずつ乗客が加わったものの2+3列の座席が全部埋まっている並びは見当たらず、概ね3~4人ずつかなという様子。既に大宮を通過して残すところは長野・富山・終点金沢なので、この先はむしろ減るということなのかなと思われます。 それにしても今日は夕方に前に勤めていた会社の同僚とコーヒーを飲んで、都心で移動開始したのが4時。それが6時半には富山駅というんだから、まーた、すごいねぇ。越後湯沢での乗り換えもしなくていいっていうんだから。 東海道歩きを通して高速移動により見えなくなるものを強く感じた身としては、なかなか複雑な気持ちを抱くところではある。速いのはやっぱり便利だ、それは確か。すぐ家に帰れるんだもん。でもこれまで一度として見たことのない駅と駅の「あいだ」が、塀の向こう側で目に留まることなく流れていく。そしてきっとこの先も、2時間乗っているうち停車していない1時間50分以上を占めるこの大きな「あいだ」を、僕が見ることはない。 長野駅に停車。僕の視界の限りでは乗ってくる人は一人もおらず、数人が下りていった。結局満席には程遠く、区間内のピークは7~8割ということだ。これが現実。でもむしろ長野を過ぎてもまだ6割くらいは乗っているわけで、この人たちは富山と金沢のどちらかへ行くということだ。それも現実。 それにしてもここからあと40分で富山に着くってか。はやー。ちょっと現実味が沸かないな、本当に着くわけ?「東京と富山はある程度遠い」で30歳まで生きてきたので、冗談でなくあまり現実感がない。越後湯沢での乗り換えがつくづく懐かしい。 残りは今夜、夕食のあとで追記することにしよう。といっても富山駅の雰囲気くらいになるだろうけど。 さすが実家、夕飯のあとも早速ダラダラしてしまってこんな時間(00時30分)に。手短に残りの部分を記そう。 東京駅を出て2時間14分後、列車は無事に富山駅に到着した。どうやら北陸新幹線が東京と富山を結んでいるというのは本当のようである。なお富山駅で降りる人は結構多く、僕の車両からも15~20人ほど降りたのではなかろうか。金沢まで行く車両内に残ったのは座席数比でおよそ4割という印象だった。 新しくなった富山駅。慣れない自動改札機に切符を入れたところ吸い込まれて出てこなくなってしまって、記念保管もちょっと思っていただけに、あっけない幕切れだった。新幹線の改札の向かいには路面電車の乗り場があって、なかなか良いではないか。そして駅の外にはバスの乗り場も広々と整備されており、なるほど、ふんふん、という感じ。 何はともあれ東京と富山の時間的距離が縮まったことは確かで、これを富山としてはうまく活かしていかなくちゃいけない。それは開業直後ならではの過熱が収まった後から本当に大事になってくるところで、喜んでばかりじゃなくてこれからが大切だぞ、と思ったりするのでした。うまくやれば本当にうまくいきそうだし、うまくいかせることが実際に十分可能であるような近さを手に入れたのだろう、という感じがした。 最終的に尻切れトンボな記事になってしまった。眠くて。まあでもとにかく、乗ってみられて良かったです。
by kan-net
| 2015-03-19 01:07
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