30歳の本を書く
先日、前職で親しくしていただいた先輩お二人と食事に行く機会があった。お二人とも契約社員で、経歴的にも年齢的にもまさしく大先輩という方たちなのだが、パリへ発つ直前にも壮行会をしてくださったし、帰ってからもこうして声をかけてくださり楽しく飲みに行く機会を作ってくださる。本当に有難い。

そんな先輩に今回言われたのが、「本を書いてみたらどうか」ということ。いろいろな国を訪れいろいろな経験をして、そして文章を書くのが上手いのだから書いてみるべきだ、と。

たしかにいろいろな経験をしている。というかやや変わった経験をしている。たくさんの国を訪れる機会もあって、思い出すと様々な変なエピソードも浮かんでくる。それに、文章を書くのが上手いかどうかは読み手に委ねたいけど書くことは好きだ。だから、いつか本を書きたいな、なんてことは前から思っていた。こんな感じに。

ただ本を書くのはまだまだ経験を積んで、もっと世の中が見えて、他人様に伝えるだけの価値を自分が生み出せるからになってからでないと、と思っていた。「そのうち」と。そう言ったら、先輩にこう言われた。

「30歳の今、どういうことを見て感じているのかを書いてほしい。その本は30歳の今しか書けない。

言われてすんなり腑に落ちた。全くごもっとも。今のこの未熟さを含めた僕の感覚は、今書くしかない。

せっかくいろんな国でいろんなことを感じてるのにこの感覚を上手く残せていないな、ということは前からうすうす感じていた。本を書くぞという意気込みを持てば文章に残していく作業も継続的に頑張れるだろう。

併せて昨今の世界の治安情勢を思うと、いつ何が起きてもおかしくない時代だ。自分自身、シャルリー・エブド襲撃事件のあったパリにはつい最近まで住んでいたし、イスラム国による人質事件で日本が支援を受けたヨルダンにも仕事で4か月以上訪れて親しみのある国だったので、なんというか、全く他人事に思えない。縁起でもないけど、いつか自分が巻き込まれる可能性があるな、ということを薄っすら考えたりもする。だからと言って日本にいてもいつ交通事故に遭うかわからないのだから考えすぎないようにするけど。ただ、先日読んだ本もあったけど、僕たちの人生は「漠然として、脆い」。先延ばしは、すまい。

そんなの書いてもなに、売るの?買う人いるの?という疑問があるし、そもそも本を出すということの仕組みとかも全然わからん。けど、そのつもりで文章を書いていくのは良いかなと思う。具体的にはまずこのブログをちゃんと書くということを再度、始めていこう。その蓄積が本になりそうな気もするし。当面は売るとかの興味もないし。でもとりあえず、今この時の感覚の記録をしていこう、継続的に。
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by kan-net | 2015-02-04 00:06 | 暮らし
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