2013年4月7日フランスへの空路にて
成田発パリ行の航空機内にて。フランスに着く前に少しだけ何か書いておこうという気がして、書く。

出発日だからと言ってなかなか吉日とはいかない。数日前から患った風邪はおおむね治ったものの、今朝は悪夢にうなされて起床。空港では強風のため搭乗から離陸までニ時間待機。そしてここ機内ではトイレットペーパーが最後の一巻きしか残ってなかった(なんとか足らしめた!)。さすが仏滅。

今日はシャルルドゴール空港に到着し次第、まずパリ南方のホテルまで移動しなくてはならない。どの電車に乗ればよいのか調べてなかったから、親切そうな人を見つけて教えてもらおう。それからホテルではルノー財団の方とお会いする。到着の確認とあいさつのためにわざわざホテルまで来てくださるなんて、ルノー財団は本当に良い方を雇われたなと思う。今夜はたいがいにして床に就き、明朝の電車で語学学校の町ヴィシーへ向かう。正午に目的地の駅に着いたらホストマザーが僕を迎えに来てくれているという算段だ。午後はゆっくり過ごし、翌日(明後日・4/9)から語学学校へ登校。仏語クラス分けのためのイニシャルテストで木端微塵に玉砕し、明々後日(4/10)から本格的な仏語との日々が始まる予定となっている。

フランス語。19歳・大学2年生の時以来、9年ぶりに語学というものに取り組む。そのプレッシャーたるや。しかも今回は8月末までに大学院レベルの仏語を習得しなければ9月に強制帰国という条件がついている。たくさんの友人知人たちの温かい応援の気持ちを満帆に受けて自ら「僕の壮行会」まで催しておいて、9月に帰国するようなことになったらどうしよう!そのプレッシャーたるや!

今回のフランス語への挑戦は、これまでに僕が仕掛けてきたチャレンジの中でもかなり勝算のついていない部類のものだ。たいていのことを「いやーまあどうにかなるでしょ」と捉えてきた楽天的ぬるま湯タイプの僕だが、今回ばかりはどうにも想像がつかない。なんというか、ここ数年間は「学ぶ」ことは多かれど「習う」ことは限られていて、語学習得では「習う」の脳みそをきちんと使わなくちゃいけないような気がしているんだ。それがどれくらいできるか。こればかりはやってみないとわからない。

ただまあ当たり前のことだけれどもフランス語の習得は飽くまで副次的な目的なのであって、主目的は9月から始まる交通学の再勉強なのだから、ここで足踏みしているわけにはいかんのだ。必ず8月末までに十分なフランス語能力を習得する。そして9月からパリで学ぶ。これは譲れない。

うっすらと期待しているのは、先日の東海道五十三次の展開。初めは思っていた以上に厳しく挫けそうになることもあろう、しかしそこをなんとか気合で押し切る。高い集中力で半分くらいまで邁進してみると意外と貯金ができていて、最終的には余裕のゴールインという展開だ。あんまり甘い期待をするのは良くないかもしれないが、期待してもしなくても乗り越えるべき課題は変わらないのだから良かろう。そうなってくれれば御の字だ。

よしやろう。やるぞ。やる気がみなぎってきた。あ。やる気がみなぎってきたらちょっと緊張してきてしまった。手がちょっとしびれる(いやこれは飲み過ぎか?)。

緊張ついでに言うと、ここ4年間の社会人生活のうち約半分が海外出張だったので日本を離れることには慣れているけど、一度の出張期間はせいぜい3か月程度だったし、その際も現地コミュニティと一定の距離を保ったホテル生活がほとんどだった。なので今回のように海外へ行きっぱなしで棲み込む経験は今回が初めてのことになるという意味でも、ちょっと緊張している。あかん。緊張あかん。空の上でまだ残り8時間あるのにこんなに緊張したらあかん。

他の話を少しだけ。故郷の富山を離れて東京へ移り住んだのが2003年春。そして10年後、日本を離れてフランスへ移り住む日が来た。東京での10年間は驚くようなイベントが特にあるわけでもない平穏な日々だったと思うけれども、結果としての自分の有り様を考えると富山の時点ではちょっと想像しなかったところへ来たなという面白味がある。こんなに土木の視点にハマるとは思わなかったし、未だにリーダーキャラみたいので好き放題やってるとは微塵も想像しなかった。そういう意味で、この次の10年後にはどんな僕になっているだろうと思う。こんなことしたい、あんなことしたいと思うことはいろいろあるけど、また想像もつかない10年後を迎えられたら楽しいな。

2013年4月7日、次なるステージへ。舞台はヨーロッパ、フランス。

これからも楽しく頑張るわい!

むっしゅかん

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そしてこの記事をアップロードしようとしているここはパリ。いよいよ着いてます。着陸前、遠方に見えたのはたぶんエッフェル塔だった、のだろうか?とにかく無事に到着した。

飛行機が遅れたためルノー財団の方とはお会いできなかったけど、電話したところホテルまでタクシーを使うことを許可(払い戻ししてくれる)してくれたので、お言葉に甘えてタクシーさせていただいた。甘っちょろくてイカン!と自分自身に思ったりもしたが、最初しばらく慣れるまでは甘えられるところで甘えさせていただけば良かろうと思うことにする。

ホテルに着いたのが20時過ぎだったので今夜は出歩くこともなく大人しく過ごした。明朝の電車で語学学習の地ヴィシーに移動。いよいよだ。がんばるわい!

むっしゅかん
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by kan-net | 2013-04-08 06:49 | 道しるべ
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