僕の向き合い方
すでに3月13日ではあるけど、僕にとっての東日本大震災について少しだけ書く。

2年前の3月11日に僕はヨルダンにいて、観光に出ている途中で警察に呼び止められ、警察署の中で現地の臨時ニュース番組を見た。ものすごい揺れの映像と、街を飲み込んでいく津波の映像。仙台空港が水浸しになっていく映像が何度も放映されていた記憶がある。僕はただ呆然と画面を見て、慌てることすらもできなかった。

そんなところから始まっているので、僕はどうしても少し距離を感じているというのが正直なところだ。2011年7月と2012年5月に数日間ずつ東北へ足を運んだが、それらはつまり日本人であり土木技術者であるという立場や役割の意識からくる行動であって、東北大震災という現象を自分自身に内在化することはできていない。さらに春から日本を離れると、東北の復興に関するニュースを目にする機会も減るだろう。このままだと僕の中で3.11は単なる「大変なことがあった日」となり、一年に一度お祈りを捧げるだけの日になっていくかもしれない。

だから僕は、この震災に対して知識・情報の源として向き合い、役立てていくことを頑張りたいと思う。精神的な向き合い方よりも、それが僕にとっては自然だと思うから。土木技術者として、何がこの被害を招いたのか、何があれば被害を軽減できたのか、実際に有効だったツールは何か、復興進度の差異を生む要素は何かなどに注視しできる限り理解し、これからの仕事に反映していきたい。それに僕はこれからフランスで世界各国の留学生とともに学ぶ機会を持つ。その場においてできるだけ多くの仲間たちを作り、この震災の知識・情報を共有することがとても重要だと思う。

フランスへの出発まで少し時間ができたから、もう一度東北へ行ってから渡仏するつもりだ。


-----
東北旅行記録 2011年7月 
東北旅行記録 2012年5月
[PR]
by kan-net | 2013-03-13 22:19 | 道しるべ
<< 僕の壮行会へ来てくれてありがとう 僕の壮行会/my farewe... >>