人気ブログランキング | 話題のタグを見る
東海道五十三次 第十三日
東海道五十三次の旅、第十三日。旅路は再度の節目に到達。

今日は土曜日。世間では休みしかも三連休というが、僕に休みはなく、今日も旅を続けなくてはならない。もう二週間も休みなく毎日歩いてるんだから、ちょっとは休ませてよね!と思いきや、冷静に考えると僕こそ贅沢な休みをまさに享受していて、その時間の遣い方として僕自身がこの超大型徒歩旅行の実施を選択したのであったよ。こんなに過酷な旅になるとは思いも寄らなかったけど…とブツブツ思いながら朝9時半に出発。

今日も天気は良好。気温は低めで風もあるが昨日ほどではない。昨晩の暗がりの中で僕をまいた岡崎城下二十七曲りもお天道様の下ではすべて明るみに出て、快調にリベンジを成し遂げ岡崎脱出に成功する。さらにハイペースで歩を進め、午前12時30分、第三十九の宿場、池鯉鮒宿に到着。前の宿場からの距離は約14.9km、所要約3時間、歩数20338歩。ちりゅう、と読むそうで、現在は「知立」と文字を替えている町。

東海道五十三次 第十三日_e0001193_3224247.jpg


そろそろ昼食を摂りたいと思った僕に「すき家 1km先」の看板が目に入る。そういうので良いよ!とずいずい前進しようと思いきや、無情にも順路は半分も進まないうちに脇の小路へ逸れる。僕は空腹で力が出なくなったり機嫌を損ねたりするタイプではないしましてや美食家でもないので、基本的に昼食は順路からなるべく離れず簡単に摂ることにしている。結局、今日もコンビニで買い食いに…。どうも愛知県に入ってから間合いが悪い。

しかし来週の今頃には京に辿りつき、思いがけずたくさんの仲間たちが到着式に出席してくれて、じゃあせっかくだからと昼から祝宴を張って楽しく飲めや歌えやしている頃ではないか!そう考えると小さなことも気にならなくなった。ああ楽しみだなあ!

わくわくしながら大変趣深い有松の町も通り過ぎ、午後3時20分、第四十の宿場、鳴海宿に到着。前の宿場からの距離は約11.0km、所要約2時間50分、歩数18132歩。いよいよ四十番台に突入!

東海道五十三次 第十三日_e0001193_3423749.jpg


ところで愛知県に入ってから、道標を見つけるのが難しくなっている。静岡県のスタイルと異なることもあるが、少々わかりにくいように感じる。 弥次さんと喜多さんを歩道に埋め込んだところで、気づかんて!

東海道五十三次 第十三日_e0001193_3473568.jpg


また東海道とは別の名所案内標識なども当然あるわけで、これを見分けるのが難しい。ある道標とガイドブックの経路とがどうも異なる気がして立ち往生していると、近くの自転車屋のご主人が「どこ行きたいの?」と声をかけてくれた。愛知県の優しさに触れた瞬間だった。教えてもらった通りの道順で歩き、午後5時10分、第四十一の宿場、宮宿に到着。前の宿場からの距離は約6.5km、所要約1時間50分、歩数11577歩。

東海道五十三次 第十三日_e0001193_40716.jpg


そしてこのまま川辺へ。ここから次の宿場までは渡し舟に乗って海路を行くのだそうだ。しかし現在は季節もののイベントとしてたまにクルーズ船が運航するだけで、残念ながら現在は季節外。そんなわけで明日は東海道とお別れである。でも、しばらく違う道を歩いてみるっていうのも、僕らお互いの将来のために大切なことだと思うんだ。また会えると信じてる、だから、、サヨナラっ!

東海道五十三次 第十三日_e0001193_424585.jpg



感想。けっこう今日も長い距離を歩いたけど、天候にも恵まれて快調だった。ただ夕食後にベッドにぶっ倒れてしまい、日記が変な時間になってしまった。道が途切れる七里の渡しに立った時にはなんだか感慨深かった。僕も彼らのように海路を行きたいが、残念だ。

ところで今日で十三日目。昔の人たちは標準的に十二泊十三日で江戸から京まで歩いたというのだから、その健脚たるや驚異的である。


本日の通過宿場:三十八、岡崎宿(出発)~三十九、池鯉鮒宿~四十、鳴海宿~四十一、宮宿(到着)
本日の歩行距離:約37km(GPS経路データより)
本日の歩行時間:約8時間20分
本日の歩数:52816歩
by kan-net | 2013-02-10 04:38 |
<< 東海道五十三次 第十四日 東海道五十三次 第十二日 >>