東海道五十三次 第八日
東海道の旅、第八日。二週目の幕開け。(全日程20日間の予定。)

朝8時15分、「午前雨、午後晴れ」との天気予報を参考にレインウェアを着込んで出発。趣ある古い街並みの集落を越えて、姿を現したのは宇津ノ谷峠。厳しい傾斜の山道に突入していく。

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しかし率直に言って、この程度で僕を脅かそうったって甘いわ!地図で見てこの峠の距離も知れているし、まだ午前中で体力も十分な僕を止めることなどできないのだ!ワーーッハッハッハ人がゴミのようだ!ほらもう下り坂で舗装道路が出てきたじゃないか!と思った途端、足を取られて転倒。どうやら路面が朝露で濡れて滑りやすくなっているようだった。まさか宇津ノ谷峠、人工物と自然力を一体化した罠を張ってくるとは…。餅をついたお尻をさすり、峠への畏怖をさらに深めながら恐る恐る坂を下った。そして午前10時10分、第二十一の宿場、岡部宿に到着。前の宿場からの距離は約7.8km、所要約1時間55分、歩数12680。なおもし昨夕のうちに丸子からここを目指していたとしたら、日が暮れたころにはまだ峠にいたことになる。改めて昨夕の判断の正しさを確認。

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ところで静岡県に入ったあたりから右足の付け根が痛みだし、今や浴槽に入る時など足を高く上げるには手で持ち上げる手負い生活を送っている。右は痛いが左はそうでもないので何故かと思っていたのだけど、この岡部あたりでたぶん謎が解けた。バックパックの外で唯一持っている一眼デジカメのバッグを左足の前にぶら下げていたので、歩くときに左足があまり前に出ず、その分を稼ぐために右足が頑張ってしまったのだろう。たぶん。ということでバッグを右に切り替えてみた。今のところ効果がありそうだ。バランスよく切り替えて負荷を減らしていくようにしなくては。このまま左まで痛めたら、お風呂に入るときに両足を持ち上げなくちゃいけなくなっちゃう。

そんな試行錯誤をしていたら雨が降り出した。最初はパラパラ、でも途中からしっかり降り出してきた。ひいひい言いながら午前12時30分、第二十二の宿場、藤枝宿に到着。前の宿場からの距離は約6.7km、所要約1時間50分、歩数12377。さすが藤枝、そこら中に「サッカー」の文字。宿場の写真は、もっとそれらしい標識がありそうな気もしながら、雨に耐えられずこれにて妥協。

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雨は降ったり止んだりを繰り返していたが、そのうち大降りが続くようになった。雨が降っていると本が開けない。本が開けないと順路が分からない。なのでわからないまま直感でしばらく進み、雨宿りできるところで本を開いては間違いと分かり、雨の中を引き返して経路修正するなどの過酷な時間が続いた。東京靴流通センターで買った自慢の靴は「4cmの水に浸けても大丈夫」のはずだったのだが、天から降ってくる雨には強くないらしく、次第に足先から体温が奪われていく構図に。そんなの聞いてないぞ!と嘆きながら歩き続け、午後3時、第二十三の宿場、島田宿に到着。前の宿場からの距離は約8.6km、所要約2時間30分、歩数14473。ちょうどこのあたりで雨が止む。

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ここで足を止めて考える。次の宿場はそんなに遠くないが、町が小さそうなので宿泊が難しいのではということで、島田宿の方々に対してヒアリングを実施。すると3名中の3名が「まーあっちには宿はないでしょ。こっちで泊まっていきな」と勧めくださり、さらにホテルも「ワンツースリーが良いわ」とこぞって推薦されたので、午後4時、HOTEL 1-2-3 島田に投宿。で今泊まってて悪くないというか普通に快適だけど、あの市民たちの揃いもそろったワンツースリー推しは一体何だったのか疑問が残る。株主なんだろうか。


感想。第二週目は雨で幕開け。けっこう本気な降り方をされてしまい、戦意と体温を喪失するなど。また不自由になった右足を庇うために今後は左足をいじめていこうと思っていることなど。旅の過酷さの滲む八日目だった。


本日の通過宿場:二十、丸子宿(出発)~二十一、岡部宿~二十二、藤枝宿~二十三、島田宿(到着)
本日の歩行距離:約28km(GPS経路データを元にGoogleEarthで計測)
本日の歩行時間:約6時間50分
本日の歩数:43232歩
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by kan-net | 2013-02-05 01:02 |
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