東海道五十三次 第六日
静岡は、あったかい!

出発は朝8時50分。しとしとと雨の降る中、歴史ある鯛屋旅館の門を出たところ、ご主人が外まで見送ってくださった。どうもお世話様でした行ってきますーと述べて歩き去ろうとすると、僕の背中に向けて二つの石をカチカチと打ち鳴らしてくださる。旅の安全祈願なのだそうだ。あ、それはどうも、嬉しいですありがとうございます、行ってきますーと述べて再び歩き去ろうとすると、「あ、そこの最初の信号を左に曲がって、その先を次は右に行ってくださいね」と旅路のご指南。本当に、ありがとうございます、行ってきますーと述べてついに歩き去り、曲がり角の手前でふと振り返ると、数十メートル向こうでニコニコと会釈してくださるご主人。んもう、静岡、あったかい!

しばらく歩いていると、雨が止んで陽が差してきた。暑いので出発時に着込んだレインウェアを脱ぐ。そのまま歩きたいくらいの暑さだったのだけど、バックパックの容量の都合からダウンジャケットを羽織る。あとで見たニュースによると、今日の静岡は五月並みの暖かさだったらしい。静岡、あったかいっていうか暑い!

そして順調に午前11時40分、第十五の宿場、蒲原宿。前の宿場からの距離は約11.1km、所要約2時間50分、歩数…記録忘れ。

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由緒ある街並みを歩き続けると、あっという間の午前12時40分に第十六の宿場、由比宿に到着。前の宿場からの距離は約3.9km、所要約50分、歩数は吉原宿から合わせて23004歩。

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さあここから次の宿への途中で、ガイドブックにも大きく取り上げられている名所、薩埵峠へ。朝の雨雲はほぼ隠れたようだが、果たして薩埵峠から富士山は見えるのか。…見えた!ありがとう静岡!

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すばらしい眺めの静岡に感動して峠を下りていくと分岐点が。案内板がないので困っていると、通りかかったおじさんが道を教えてくれた。ありがたや。案内に従って道を進むと、すばらしいポスターに出会ったりと。

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すばらしいポスターに感動して道を進めると、興津出身のyurie038さんが駆けつけてくれて宿場を案内してくれた。午後4時、第十七の宿場、興津宿。前の宿場からの距離は約9.1km、所要約2時間30分、歩数13503。

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yurie038さんの実家が本陣のすぐ近くだったのでご家族にご挨拶していると、そのまま泊めてくださることになった。かつての宿場町の様子を紹介してくださったり、洗濯をさせてもらったり食事をごちそうになるなど。急に伺ったばかりなのに、とても温かいもてなしに感謝感激。


感想。静岡はいいとこだ。これまで静岡市と言えば県庁所在地で面積が最も大きい市として、第二位の富山市としてはライバルだと思っていたが、随分と、あたたかい。いいとこじゃないかと認識を改めた。

そして今日、初めて富士山が僕の背後に回った。これまでは前方あるいは側方で常に僕を勇気づけてくれた富士山。これからは振り返らなければ、彼を見ることはできないのだ。寂しく心細い気もするけれども、ここまできた僕ならこの先も乗り越えていけるだろう。


本日の通過宿場:十四、吉原宿(出発)~十五、蒲原宿~十六、由比宿~十七、興津宿(到着)
本日の歩行距離:約25km(GPS経路データを元にGoogleEarthで計測)
本日の歩行時間:約6時間20分
本日の歩数:36936歩
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by kan-net | 2013-02-03 01:37 |
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